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新潟市内でのLRT導入構想のあり方について~自動車との共存とLRT併用軌道敷設によるドライバーの行動心理を考える [バス・鉄道・航空・トラム・LRT・BRT]

こんにちは、こういちです

都市の基幹公共交通網(→目抜き通り、すなわち市内中心部の背骨を含む)に適用する
公共交通モードについては、以下のプロセスで構想を立てることができます。

プロセス1:
都市の拠点(中央駅、中心街、公共施設、郊外拠点etc.)
を設定する
プロセス2:
設定した拠点を連絡する基幹公共交通軸を設定する
設定には、目抜き通り、すなわち市内中心部の背骨を含める
プロセス3:
都市の拠点を結ぶ公共交通ルートを設定する
設定の際、集客性、採算性の取れるルートを選定し、
かつ、需要導線を誤らないこと
プロセス4:
設定した公共交通ルートに最適な(適材適所な)
公共交通モードを選択する
(「はじめに公共交通モードの選択ありき」では無い!)
プロセス5:
公共交通モードは、
(1)BRT(連節バスを利用する高度バスシステム)
(2)地上走行LRT(ライト・レール・トランジット)(一部地下・高架)
(3)高架専用軌道走行LRT
(4)モノレール
(5)AGT
から選択する

このうち、

「(2)地上走行LRT」
「(3)高架専用軌道走行LRT」

について私は、

「LRTは都市中心市街地活性化を目的とした
公共交通モードだけとしてではなく
(1)都市内移動
(2)郊外輸送
を主眼とした公共交通モード」
(郊外区間においては、
70km/h~100km/hのスピードで、専用軌道を走行する)
「また、LRT導入には
トランジットセンターの設置、
パーク・アンド・ライド拠点の設置
といった自動車ドライバーへのフォローを怠ってはならない」
(具体例と理想例は、
フランス・ナント市LRT、
アメリカ・ポートランド市の「MAXライトレール」、
イギリス・マンチェスターの「マンチェスター・メトロリンク」、
イギリス・ロンドンの「ドックランズ・ライト・レイルウェイ(DLR)」
)

として考えています。

さて、新潟市内の基幹公共交通軸(→目抜き通り、すなわち市内中心部の背骨を含む)は、
もう言うまでも無く、

1.新潟駅
2.万代
3.古町
4.新潟市役所
5.新潟県庁
6.新潟市民病院
7.東北電力ビッグスワンスタジアム
を結ぶ環状ルート(いわゆる「新潟市内環状ルート」)として指定されています。

このうち、「新潟市内中心部の背骨」、

1.新潟駅
2.万代
3.古町
4.新潟市役所
5.新潟県庁

を結ぶ道路・橋は、

(1)東大通
(2)萬代橋(国道7号線)
(3)柾谷小路(国道7号線・国道116号線)
(4)東中通(国道116号線)
(5)西大通り国道116号線区間
(市役所前交差点~関屋昭和町交差点)
(6)千歳大橋
(国道116号線関屋昭和町交差点~新光町交差点)
です。(キッパリ!)
[敢えて「旧電車通り(=白山通り)」には通さない案とする]

この「新潟市中心部の背骨」を含むいわゆる「新潟市内環状ルート」の
基幹公共交通軸が、下記のルートマップです。
公共交通モードは、首記「(2)地上走行式LRT」を選択しました。

「新潟LRT環状線案」
http://chizuz.com/map/map28441.html


powered by 地図Z


では、本題の「LRT併用軌道敷設による自動車ドライバーの行動心理」を
考えたいと思います。

新潟市内の「公共交通の背骨」ともいわれる、
新潟駅~国道116号線(西大通り)関屋昭和町交差点の区間内の道路、
東大通、萬代橋、柾谷小路、東中通、西大通り国道116号線区間を、
新潟中心街のLRT併用軌道(複線)のルートとして設定すると、
大抵の人々は、

「LRT軌道を当該道路に敷設すると、かえって渋滞がひどくなる」

と口を大にして言います。

ここで、LRT併用軌道が存在することによる自動車ドライバーの行動心理を
考えます。
私自身、土日の休日には自動車で出かける「休日ドライバー」です。

ドライバーにとって、
東大通、萬代橋、柾谷小路、東中通、西大通り国道116号線区間に、
LRT併用軌道(複線)のルートが敷設してある場合、
以下のような行動を取ると考えられます。

「LRT併用軌道が敷設されていることによって、
古町地区の柾谷小路や東中通などの道路を、
ドライバーは(意図的に、または潜在的に)敬遠する」
「古町地区を通過するドライバーは、
西堀通り、東堀通り、柳都大橋に
捌けていく」

このように、LRT併用軌道(複線)ルートから自動車ドライバーが捌けて行った後、
以下の手段を取ることができると考えられます。

「LRT併用軌道(複線)が敷設されている東大通、萬代橋、
古町地区の柾谷小路や東中通などの道路を、
公共交通(LRT、連節バスetc.)準専用道路
(LRT・バストランジットロード)
として活用することができる」


参考文献:
1.「世界のLRT-環境都市に復権した次世代交通」
(JTBパブリッシング/2008年7月/ISBN978-4-533-07199-7 C2026)


2.「LRTと接続可能なまちづくり」
(学芸出版社/2008年3月/ISBN978-4-7615-4082-1 C0052)



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[モノレール・新交通システム=AGTに関する書籍(Amazonより検索)]


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こういち

あんぱんち~様、ご訪問+nice!付与ありがとうございます
こんにちは、こういちです

今後も、私のブログ共々よろしくお願いします

by こういち (2009-06-02 15:45) 

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