こんにちは、こういちです
明治大学が2015年初めまでに、「東京国際マンガ図書館」(仮称)を、
東京都内の同大学キャンパス内設立すると、2009年10月22日に
発表しました。
当施設は、
(1)漫画やアニメ原画など200万点を収集
(2)日本国内外の研究者やマニア向けに、漫画本やアニメ原画のほかにも
ビデオゲームなど、漫画産業に関連した多岐にわたる収集品を展示
を目的にしているとの事。
また、AFPの取材に対して同施設の明治大学による構想は、
「
漫画は文化としては軽視されがちで、これまで研究対象とし
漫画を保存する施設はなかった。
(漫画を)日本文化の一部としての漫画研究を助けたい。
」
としています。
明治大学はこれに先駆けて、漫画評論家、故・米沢嘉博氏が収集した
蔵書を展示する「米沢嘉博記念図書館」を2009年10月31日に開館します。
展示品のなかには戦前の漫画本もあるといわれています。
さて日本国内に存在する、漫画本を収蔵する国営施設は「国立国会図書館」
です。国立国会図書館には、日本国内で出版された文芸書、学術書、漫画本、
写真集、雑誌といったあらゆる書籍・刊行物が収蔵されます。
既に知られているように、前・麻生政権において、国営の漫画・アニメ作品
収蔵・一般公開施設の構想が立てられています。
この構想はもう言うまでも無く、首相就任前の鳩山由紀夫氏に、
「国営マンガ喫茶」と揶揄され、構想そのものが消滅しています。
国立国会図書館や民間の漫画博物館やその他自治体運営施設などが
既に存在するので、国営の施設としては必要無しと判断されています。
漫画・アニメ作品を研究対象とし、かつ収蔵し一般公開する施設は、
民間や自治体、当該AFPBB News記事で報じられた明治大学といった
私学に委ねるしかないのでしょうね。
【10月23日 AFP】明治大学(Meiji University)は22日、漫画やアニメ原画など200万点を収集した「東京国際マンガ図書館(Tokyo International Manga Library)」(仮称)を、都内のキャンパス内に設立すると発表した。2015年初めまでに開館する予定。
内外の研究者やマニア向けに、漫画本やアニメ原画のほかにもビデオゲームなど、漫画産業に関連した多岐にわたる収集品を展示する。
マンガ図書館の構想について、明大図書館の担当者はAFPの電話取材に対し、漫画は文化としては軽視されがちで、これまで研究対象とし漫画を保存する施設はなかったと説明し、日本文化の一部としての漫画研究を助けたいと語った。
明大では、マンガ図書館に先駆けて、漫画評論家、故米沢嘉博(Yoshihiro Yonezawa)氏が収集した蔵書を展示する「米沢嘉博記念図書館(Yoshihiro Yonezawa Memorial Library of Manga and Subculture)」を31日に開館する。展示品のなかには戦前の漫画本もあるという。(c)AFP