こんにちは、こういちです

日本国内でも、ようやく電子書籍配信サービスが始まろうとしています。

米国2強(Amazon.com、Apple)とGoogleの電子書籍プラットホームが
上陸する前に、日本国内でも複数の企業、団体による
(日本の)国産電子書籍プラットホームが提唱されています。

電子書籍配信サービスにおいては、
業界標準のプラットホームを
握ることによって、
電子書籍配信サービスの覇権を握る
といわれています。

ここで重要なのは、
日本国内での業界標準・世界標準の
電子書籍配信サービス・プラットホーム
の確立
と考えられます。

また、
日本の国産電子書籍配信サービス・
プラットホームの
「ガラパゴス化」の懸念
も考えられ、
「ガラパゴス化」の防止
を図らなくてはならないです。




プラットホーム:

音楽や書籍などのコンテンツ(情報の内容)をそろえて

流通、課金する仕組みを指す。運営に成功すれば

購入者とコンテンツ提供者を囲い込め、

巨額の手数料収入が見込める。






電子書籍配信の主な陣営





1.配信サービス陣営



(1)Google(グーグル)

電子書籍配信サービス

「グーグルエディション(Googleエディション)」展開

2011年初めまでに日本でもサービス立ち上げの方針



(2)Amazon.com(アマゾン・ドットコム、Amazon、アマゾン)

自社製電子書籍端末「Kindle(キンドル)」販売、

(通信販売のノウハウを活用した)配信サービスを展開

日本語書籍の準備が進行中



(3)Apple(アップル)+ソフトバンク(ソフトバンクモバイル)

タブレット情報端末(タブレットデバイス、タブレット型情報端末)

「iPad」販売+iPadアプリ(iBooks/iBookstore、etc.)頒布によって展開

日本語書籍の準備が進行中



(4)KDDI+凸版印刷+ソニー+朝日新聞社

2010年7月電子書籍配信サービス事業会社設立



(5)シャープ

電子書籍配信サービス(≒プラットホーム)を発表

2010年内に電子書籍プラットホームを立ち上げ予定

2010年内に自社製電子書籍端末/タブレット情報端末を発売



(6)NTTドコモ+大日本印刷(+丸善+ジュンク堂書店)

2010年8月提携発表

2010年10月から約10万点の書籍を揃えた電子書店をオープン



(7)紀伊国屋書店

2010年9月本格配信スタート



(8)セブン&アイ・ホールディングス





2.業界団体



(1)日本電子書籍出版社協会(電書協)

2010年3月出版社38社によって発足

(代表理事会社=講談社)

紙の書籍との共存共栄を模索する



(2)電子出版制作・流通協議会

2010年7月130以上の企業、団体によって発足

(幹事社=大日本印刷、凸版印刷、電通)

現状の書籍・雑誌の流通方式を温存しつつ、

電子書籍の流通方式との両立を模索する