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【5月9日 AFP】(写真追加)米オハイオ(Ohio)州クリーブランド(Cleveland)で約10年間にわたり監禁されていたとみられる女性3人が今週保護された事件で、被害者のうち2人が8日、それぞれの家族の元へ感動的な「帰宅」を果たした。



 アマンダ・ベリー(Amanda Berry)さん(27)の家族の自宅前では、姉のベス・セラノ(Beth Serrano)さんが声を震わせながら短い声明を読み上げ、人々の支援に感謝するとともに「プライバシーを尊重してほしい」と呼び掛けた。ベリーさんには監禁中に生まれた6歳の娘がいる。



 一方、ジョージーナ・デヘスース(Georgina DeJesus)さん(23)はフード付きの黄色の上着で顔を隠し、親族の腕に支えられながら帰宅。人々の歓声に圧倒されながらも、観衆に向けて短く手を振った。



 もう1人の被害者、ミシェル・ナイト(Michelle Knight)さん(32)はまだ入院中。家族はこの悲劇によって離散したとも伝えられている。



 3人は約10年前から行方不明になっていたが、6日にクリーブランド市内の住宅で保護された。同市の検察当局は8日、アリエル・カストロ(Ariel Castro)容疑者(52)を誘拐と強姦(ごうかん)の罪で訴追した。同容疑者は3人を鎖でつなぎ監禁していたとされる。(c)AFP