こんにちは、こういちです

新潟市内には現在、軌道系公共交通機関の導入構想があります。

昨年2009年9月に、新潟市の新しい公共交通の実現を目指して、
新潟市の市民有志らによって「新潟の新公共交通をつくる市民の会」
が発足しました。同会において、様々なセミナーや、
LRT等の外国先進都市(フランス・ナント市、およびストラスブール市)
への視察調査などが、現在行われています。

また新潟市でも、同市内の新しい公共交通導入の関連調査が、
2009年度から行われています。対象の公共交通機関モードは、
LRT、小型モノレール、BRT(次世代型バスシステム)の3種類です。

この中でもLRT導入構想が、民間で(ほぼ盛んに)行われ、
新潟市へのLRT導入に関する調査・勉強会も、
新潟市および上記「市民の会」で行われています。
また私も、新潟市へのLRT導入構想の記事を、
本ブログに掲載しています。

さて、私はインターネットの上でLRTに関する記事を閲覧したり、
某匿名掲示板でLRTについての「匿名の者による無責任な書き込み」
にも遭遇しています。

インターネットの上では、LRTの新潟市への導入に強硬に反対している
論者にもいくつか遭遇しています。

そのいくつかの論者による論調を読んでいくうちに、私はLRT導入反対
について分析したくなり、以下の様にまとめてみました。


LRTの新潟市への導入の強硬反対論者

分析



(1)現在新潟市に居住している、または過去新潟市に居住していたことがある。



(2)(1)の人物で、出身地かつ過去の居住地が、現在路面電車が走っている都市である。



(3)(2)の都市では過去、路面電車の一部区間が廃止されたことがある。



(4)現代のLRTについても、従前の(昭和の)路面電車と同様のイメージを持っている、

およびイメージから脱却しようとしない。

(道路交通法において、併用軌道上の最高速度は40km/h以下、標準速度20~30km/h、

併用軌道では自動車用信号に従わなければならない、など)



(5)出身都市での生活で、路面電車によって手痛い仕打ちを受けたことがある。

(併用軌道区間で自動車を運転中に、渋滞に巻き込まれたことがある、

路面電車に乗っていて、不測の事態で約束していたスケジュールに遅刻した、

など)



(6)LRTを理解していない、またLRTを理解しようとしない、理解しようと努力しない。

(←これが最大の問題だと考えられる)





私はインターネットで、新潟市在住・某ブログ管理人氏のブログを読んで、
その管理人氏がLRTの新潟市への導入反対の記事を掲載していました。
その某ブログ管理人氏を分析してみました。




(1)新潟市在住で、富山県出身。

(富山地方鉄道富山市内線は健在ではあるが、

過去一部区間が廃止されている)



[↓2011/01/31追加記述↓]

出身の富山県から金沢市に引越し、同市に長年住んでいたことがある。

その後、新潟市に転居し、現在に至っている。

(金沢市内にも路面電車=北陸鉄道金沢市内線が走っていたが、全廃されている)

[↑2011/01/31追加記述↑]



(2)LRTは速達性が無い、および併用軌道と専用軌道では一律30km/hの

速度しか出せないという、従前の路面電車のイメージから脱却していない。



(3)LRTをたんなる観光資源としか認識していない。



(4)その一方で、モノレールの(新潟市への)導入をプッシュしている。

(新潟市内・某地域センターの提言「新潟モノレール構想」を支持している。

この「新潟モノレール構想」は、観光資源としてのモノレール導入構想に

他ならない)

[(↓2011/01/31追加記述↓)

新潟市内・某地域センターの公式ページ:

http://www.kchiikicenter.jp/



同地域センターブレーン・W氏が提言する

「新潟モノレール・鳥屋野潟南部地区都市開発構想」

トップページ:

http://www.kchiikicenter.jp/teigen/kyoten01.html



(↑2011/01/31追加記述↑)

]



(5)氏が過去居住していた金沢市では、

「新交通システム構想」(AGT、モノレール、ガイドウェイバス、etc.)

が立ち上げられたが、構想自体が頓挫、または開店休業状態にある。

金沢市が達成できなかった「新交通システム構想」を、

新潟市がモノレールで達成してくれるよう、新潟市に託している。

(この項目2011/01/31追加)





また私はインターネットで、新潟県内在住・某鉄道ファン氏サイトの掲示板で、
その鉄道ファン氏が自氏サイトの掲示板で、LRTに懐疑的な書き込みを
投書していました。
その某鉄道ファン氏についても分析してみました。




(1)現在、新潟県内のある町に住んでおり、過去新潟市に居住。

北海道函館市出身。

(函館市電は健在ではあるが、過去一部区間が廃止されている)



(2)新潟市内の幹線道路にLRT併用軌道を敷設すると、

車線減少によって社会的損失が発生する、という考えを持っている。

(道路はあくまで自動車専用、LRT併用軌道の敷設によって物流がストップする、

という考えの持ち主でもある。

BRTについても専用レーン設置によって、物流がストップする、のではないのか?)



(3)新潟市内の幹線道路にLRT併用軌道を敷設すると、

車線減少によってかえって道路が渋滞する、という考えを持っている。

(専用レーンを使用するBRTについても、車線減少によって道路が渋滞する

のではないのか?)



(4)LRTは従前の路面電車と同じ、という認識の持ち主でもある。





以上、新潟市へのLRT導入構想に関して、今回は新潟市へのLRT導入反対論者
について、いくつか分析しました。

私と同じく新潟市へのLRT導入構想を持っている皆様、新潟市の皆様、
本ブログの読者の皆様は、如何でしょうか。

[Amazonライブリンク - 本「LRT」(Amazon)]


[Amazonライブリンク - 本「モノレール 新交通」(Amazon)]