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米女性監禁事件のナンシー被告:共犯者?それとも夫に支配された妻?<国際ニュース : AFPBB News> [社会ニュース(三面記事)全般]



こんにちは、こういちです

アメリカ・カリフォルニア州で発覚した、11歳少女略取・18年間監禁事件の続報記事が、
昨2日に配信されていたので、引用、掲載します。

当AFPBB News記事の最後のコメント、
「行動を起こさずに虐待に耐えることを正当化するため、
彼女たちは独自の考え方や行動パターンを身につけていく。
それが生き延びるために必要だからだ」
を記述します。

【9月2日 AFP】米カリフォルニア(California)州で当時11歳だった女性を誘拐し、18年間監禁していたフィリップ・ガリドー(Phillip Garrido)とナンシー・ガリドー(Nancy Garrido)の両被告。この夫婦が起こした事件と似た事件は過去にも発生している。

 英国では、ローズマリー・ウエスト(Rosemary West)と夫のフレデリック(Frederick West)、マイラ・ヒンドレー(Myra Hindley)と恋人のイアン・ブレイディー(Ian Brady)、フランスでは、ミシェル・フルニレ(Michel Fourniret)の妻、モニク・オリビエ(Monique Olivier)、ベルギーのマルク・デュトルー(Marc Dutroux)の妻、ミシェル・マルタン(Michele Martin)。彼らは、世間でもよく知られた、拉致やレイプ、拷問、殺人などを犯したカップルたちだ。

 控え目な性格だったナンシー被告を、こうしたリストに加えることはできるだろうか?ナンシー被告は、嫌々ながら犯行に加わったのか、それとも、夫とともに10人の女児を殺害した共犯として有罪となったローズマリー・ウエストと同じような極悪非道な犯罪者なのだろうか。

 1970年代のフレデリック・ウエスト事件についての著書があるジェフリー・ワンセル(Geoffrey Wansell)氏は英デイリー・メール(Daily Mail)紙に対し、「ナンシー被告は、ローズマリー・ウエストと同様、暴力的な夫から巧みに操られていたはずだ」と指摘する。「しかし、だからといって2人が無罪だというわけではない。彼女たちは、みずからの意思で犯行に及んだのだ」

 ナンシー被告は、服役中のフィリップ被告に出会い、獄中結婚をした。モニク・オリビエもミシェル・フルニレと刑務所の面会室で出会っている。オリビエは長期間にわたる文通の後、フルニレとある協定を結ぶ。「処女」をフルニレにささげる代わりに、彼女に恥をかかせた男たちにフルニレが夫として復讐するというものだ。

 後に「アルデンヌの鬼(Ogre of the Ardennes)」と呼ばれることになるフルニレは、80-90年代に少なくとも7人の女児や若い女性を殺害した。妻のオリビエは、別の連続殺人犯の妻であるミシェル・マルタンのことを知り、夫の犯行を明らかにした。

 こうしたカップルに共通するのは、暴力的だが知的で冷淡な人物がパートナーを支配するという構造だ。

 マルタンは、1995-96年に複数の拉致事件やレイプ、少なくとも4件の殺人を犯した夫のマルク・デュトルーについて「彼はわたしの神だった」と語っている。マルタンとデュトルーもまた、獄中結婚をしている。60年代、マイラ・ヒンドレーは、3人の子どもの虐待と殺害で有罪となっている。共犯だった恋人のイアン・ブレイディーは、彼女にマルキ・ド・サド(Marquis de Sade)とアドルフ・ヒトラー(Adolf Hitler)の著書を読むことを勧めていたという。

 米カリフォルニア大学ロサンゼルス校(University of California Los Angeles、UCLA)のマイケル・ロドリゲス(Michael Rodriguez)教授(家庭医学)によると、性犯罪を犯した女性は幼少期に虐待を受けていたことが多いという。

 虐待によって植え付けられた恐怖と無力感のため、そのような女性たちは行動を起こせないばかりか、虐待が行われていると思わなくなることさえあるという。

「行動を起こさずに虐待に耐えることを正当化するため、彼女たちは独自の考え方や行動パターンを身につけていく。それが生き延びるために必要だからだ」(c)AFP/Virginie Montet


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